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華麗な宮廷で絡み合う愛憎 映画「王妃の紋章」 (1/2ページ)
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チャン・イーモウ監督(57)の最新作。「HERО」「LОVERS」に続く歴史大作だ。複雑に絡み合う愛憎、思惑、陰謀…。きらびやかに輝く宮廷の奥で、家族同士で憎み合う王家の姿が描かれている。2月の来日会見でイーモウ監督は「王家は表向きの豪華絢爛(けんらん)さとは裏腹に、内面は悲しさと孤独に満ちている。その落差を表現したかった」と語る。
主演の王妃を演じるのはコン・リー、王にはチョウ・ユンファ、物語の鍵を握る第2王子役にはポップ歌手のジェイ・チョウなど、アジアのトップスターが顔をそろえる本作は、中国史上1位の興行収入をたたき出した。
原作は、1930年代の中国を舞台に資本家一家の破滅を描いたツァオユイの有名な舞台劇「雷雨」(1933年)。「個人的に中国の王朝の中では、最も栄えた華麗な唐の時代に興味がある」というイーモウ監督は、時代設定を唐代末期に移した。そのことで、人間の悲劇をよりドラマチックに伝えることができると考えたという。
継子の皇太子(リウ・イェ)と不義を重ねる病身の王妃。王はそんな王妃に薬を処方すると偽り、少量の毒を盛る。毒入りと知りつつ、毎日飲み続ける王妃は、実子の第2王子と陰謀を画策。重陽節の祝祭の夜、王に対する反乱の矢が放たれた…。

