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【人、瞬間(ひととき)】あの番組 アナウンサー・小川宏さん(81)(中) (1/2ページ)

2008.4.16 08:21
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アナウンサーの小川宏氏 =10日午前、東京・金町の自宅(飯田英男撮影)アナウンサーの小川宏氏 =10日午前、東京・金町の自宅(飯田英男撮影)

 ■「4月1日」のアドリブ

 長嶋茂雄、高峰三枝子、石原裕次郎。

 17年つづいた朝の番組「小川宏ショー」は、よく大スターが登場することで評判だったが、この3人がそろった昭和57年3月30日は忘れられない。

 放送の10日前。台本を開いて目を疑った。長嶋への質問は空白で《小川さんよろしく》の1行だけ。高峰へも《小川さんよろしく》、石原へも《小川さんよろしく》…。「大物がそろいすぎて放送作家でさえ流れを描けなかった。私も頭を抱えました…」

 取材が始まった。石原の兄、慎太郎を訪ねたり、本を読んだり。長嶋がかつて球場の監督室に「本気ですれば大抵のことはできる」という詩を掲げていたこともこのとき知った。

 「番組中、意外だったのは、裕次郎さんがまき子夫人のことを『妻は酸素だ』と言ったこと。酸素がないと生きていけない。『あめつちの酸素の神の恋成りて…』。啄木の歌ですね」

 通算4451回。公開収録は、そうした準備を重ねて行われていた。「でも準備しすぎた生番組もつまらない。8割の準備と2割の余裕が大切ですね」

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アナウンサーの小川宏氏 =10日午前、東京・金町の自宅(飯田英男撮影)

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