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【人、瞬間(ひととき)】あの人 アナウンサー・小川宏さん(81)(上) (1/3ページ)

2008.4.15 08:18
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葛飾区金町の自宅でインタビューに答える小川宏さん(撮影・飯田英男)葛飾区金町の自宅でインタビューに答える小川宏さん(撮影・飯田英男)

白血病の少女とアグネス

 速達郵便が届いた。

 消印は昭和50年6月30日。東京都立大塚病院の看護師からだった。

 「小児科病棟に6歳の少女が入院しています。よしみちゃんといいます。アグネス・チャンのことが大好きで、いつも歌っていますが、白血病で余命幾ばくもないのです。生命の火が消える前に、ぜひアグネスに会わせてやりたい…」

 アグネスは当時、歌手として人気を集めていた。48年に発表した「草原の輝き」は日本レコード大賞新人賞を受賞。春の高校野球の行進曲にもなり、彼女のブロマイドは売り上げ1位を記録していた。

 「もちろん知っていましたが、彼女は『超』がつくほど多忙でした」

 小川はそのころ、後に17年の世界最長寿(当時)となるワイドショー「小川宏ショー」に毎朝出演していた。アットホームな司会ぶりが好評で、視聴率も安定して10年目を迎えていた。番組の企画は、さまざまな情報を検討するスタッフとの打ち合わせから生まれた。「社内の会議室より、焼鳥屋でスタッフと雑談した企画の方が、不思議と成功しましたねえ」

 アグネスとの対面も、スタッフのひとりがたまたま彼女のマネジャーと親しかったことで、実現することになった。

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葛飾区金町の自宅でインタビューに答える小川宏さん(撮影・飯田英男)

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