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映画館のない町で 吉永小百合「母べえ」上映 (2/2ページ)
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小百合は「最近はすぐにDVDが出ますが、映画は劇場で、沢山の人と思いを共有しながら見るもの」と趣旨に賛同しながらも、当初はスケジュールの都合がつかず断念。だが、同会はあきらめず、人口3万8000人余り(平成17年度国勢調査)の四万十市、周辺の宿毛市などを含め5000人の署名を集めてラブコールを送り続けた。
実は、小百合と四万十市(旧中村市)には浅からぬ縁がある。はじめは18年前。高校生が地元の現代史を学ぶ「幡多高校生ゼミナール」の研究過程を追ったドキュメンタリー映画「ビキニの海は忘れない」のナレーターをボランティアで務めた。平成10年には、ライフワークの原爆詩の朗読会で幡多の高校生たちと交流しており、「わたしにとってとても大事な作品である『母べえ』上映のお話も偶然で、縁を感じましたし、何とかみんなの願いをかなえたいと思いました」と再度調整し、実現にこぎつけた。
この日は、824席の文化センターで3回上映され、小百合は2回舞台あいさつした。「四万十の会の最初の上映に協力できてよかった。これが次の上映会につながっていけば、わたしもうれしいです」と笑顔。「素晴らしい映画を作って、また(四万十に)うかがえたら」との言葉にひときわ大きい拍手が送られた。

