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【輝インタビュー】「西部劇って大好き」 湖月わたる (1/2ページ)
19世紀の米西部で実在した賞金稼ぎの女性ガン・ファイター、カラミティ・ジェーンの人生を描く音楽劇に主演する。男勝りのじゃじゃ馬娘という伝説を持つジェーン。男役を極めた“美丈夫”にはうってつけの役だ。
「西部劇って大好きなんです。どこか懐かしい感じがして。ガン・アクションもラブシーンもありますが、50年の生涯を懸命に生きた、その後のジェーンの物語が中心。自立する女性の先駆者として、現代に生きる女性とも通じるところが多く、すごく共感できるんです」と熱心に説明する。
1991年にフランスで初演された舞台劇を、脚色・演出の吉川徹、音楽の八幡茂らが新しく音楽劇に仕立てた。酒場の歌姫が歌う女ガンマンの物語という導入で、劇中劇が展開する。
ジェーンは同じ賞金稼ぎのビル(美木良介)と恋に落ち、娘が生まれる。しかし、夫の浮気や生活苦に悩み、娘を養子に出して必死で働く。時は流れ、ウエスタンショーの花形になったジェーンは、成長した娘に会うが…。
「ドレス姿の歌姫も私で、全場に出ているんです。2幕で娘と初めて会うシーンが一番のピークかな。それが大失敗に終わって、老年期となります。ジェーンは目の前のことにぶち当たって、それから立ち上がり、自分らしい生き方を見つけていく。魅力的な女性だったと思いますね」
「大学進学を目指します」という“衝撃の発言”をして、宝塚を退団してから1年半。「Damn Yankees」のダイナミックな魔女ローラ、能楽劇「夜叉ケ池」の純粋な青年・晃、「ALL SHOOK UP」の才色兼備の美女サンドラ…と、休む間もなくミュージカルやダンスなどの舞台をこなしている。
「女優としては勇気がもてなかったんですが、思い切って挑戦してみたら、ありがたいことにいろんなことをやらせていただいて。男の役を演じても宝塚時代とは全然違って、かえって作ってないんですよ。二度と出合わないと思っていた男役が、自分の中で“進化する”とは想像もできなかった。男性では出せないモノを、男役を経験した私が演じることで成り立つモノがある。新たな発見ですね」


