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【TVクリップ】貫地谷しほり 朝の顔から深夜へ“ツッコミ”
「キミ犯人じゃないよね?」 朝日 金曜後11・15
NHK連続テレビ小説のヒロインが放送終了後、次にどの作品に出るかはいつも注目されるところだが、「ちりとてちん」のヒロインが選んだのは金曜ナイトドラマだった。この枠は「トリック」「特命係長・只野仁」「時効警察」などヒット作が並び、最近ではゴールデンタイムのドラマよりも視聴率が高い場合もある。彼女にも思い入れがあるようだ。
「『トリック』などは見てましたねえ。次の日、学校で話題になっていた。推理系はもともと好きで、家でも『犯人はこいつだろ?』とか言ったりします」と笑顔で話す。
「刑事コロンボ」のように推理のさえる作家志望のフリーター、さくら(貫地谷)と、「男はつらいよ」の寅さんのようにほれっぽい体質で捜査はさっぱりという新任刑事(要潤)が繰り広げるサスペンスコメディー。さくらの特技は「記憶力」だが、居酒屋のメニュー丸覚えなどでしか活用できていない。
「記憶力はいい方だと思います。せりふ覚えも短期集中型。恥をかくと余計に覚えます。さくらはツッコミ役で地に近いので、自分の気持ちを大事にしたい。それにしてもボケられたら人生幸せだなあと思いますね」。周りにふわーっとしたボケタイプの友人が多いらしく、「私がツッコミだから呼び込みやすいのかしら」と笑う。
朝ドラ終了から休みを取る間もなく、民放の連ドラに初主演となった。「間をあけたくないという気持ちが強かった。すぐにお話を頂いたのもラッキーだと思うし、いまが頑張り時なんだなとも思った。(『ちりとてちん』の)喜代美はちょっと“困ったちゃん”でしたが、さくらはちゃんと空気が読める(笑)。新しい自分の発見、新たな挑戦です」
プライベートではネットショッピングにはまっている。NHK大阪放送局での半年間の収録後、東京の実家へは段ボール31箱が送られてきた。「行きはスーツケース1つでした」とマネジャーは打ち明ける。
とにかく行動的で、「オフの日があるとお肌が荒れる」そうだ。先輩俳優たちからその演技力が絶賛される実力派。ワーカホリックは当分やみそうにない。
(松本明子)
■かんじや・しほり 昭和60年12月12日生まれ、東京都出身。中学のころから演技指導を受け、オーディションで映画「スウィングガールズ」(平成16年)のメーンキャストに選ばれる。昨年はNHK大河ドラマ「風林火山」に続き、連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロインに抜擢(ばってき)された。「包帯クラブ」「ALWAYS 続・三丁目の夕日」などの映画にも出演した。