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【インタビュー】イメージを“裏切って” 水野美紀 (1/2ページ)
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■映画「あの空をおぼえてる」出演
快活で男勝りな役柄が多く、アクション女優のイメージが強い。が、新作映画「あの空をおぼえてる」で演じたのは悲しみに耐え、憂いを秘めた母親役。
「これまでのイメージと違います? でもイメージを裏切ることは女優という仕事の大きな魅力の一つですから」
屈託ない笑みを浮かべ、水野美紀は演じることの楽しさを語り始めた。
《田舎町で写真店を営む雅仁(竹野内豊)は妻、慶子(水野美紀)と10歳の長男、6歳の長女の4人で幸せに暮らしていた。しかし不幸な出来事が家族を襲い…》
ある日突然、不慮の事故で家族を失ったら−映画のテーマは重かった。出演依頼を受け脚本を読み、「これは安易な気持ちで演じられる役柄ではない」と躊躇(ちゅうちょ)した。しかし、「決して悲劇で終わらない希望の物語」と気づき、出演を決意する。夫役の竹野内とは現場で何度も長時間話し合ったという。
「演技の話だけでなく、親の気持ちとは、家族とは?などさまざまなテーマでじっくりと…」
難しい役どころだが、演技には、どんな気持ちで?
「10メートルの海の底に沈んだままの気持ちと説明したらいいでしょうか。緊張感を保つため、撮影の休憩中も常に5メートルの深さに潜ったまま心の状態をキープしておく。そして撮影が始まると、また10メートルまで潜るんです」
これまで水野が得意とした『動』の演技と、今作の『静』の演技を見比べると興味深い。

