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NYを逃げ惑う恐怖の視点 映画「クローバーフィールド HAKAISHA」 (2/4ページ)
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【シネクラブ】来日した「クローバーフィールド/HAKAISHA」の制作陣。左から主演のマイケル・スタール=デヴィッド、監督のマット・リーヴス、プロデューサーのJ・J・エイブラムス、女優のリジー・キャプラン、脚本のドリュー・ゴダード=4月1日、東京都文京区のJCBホール(AP)「ハンディカムの視点」は以前から構想していたという。「私たちは世界中の事故や事件現場の映像をネットで簡単に見られる環境を手に入れた。この時代に作り手という第三者の視点を排除した作品があってもいい。先を越されないうちに撮りたかった」。撮影のゴーサインが出た。
■「すべて未知の世界」
エイブラムスが監督に指名したのは10代のころからのつきあいになる盟友マット・リーブス。「彼から出された要求はすべて未知の世界でした。カメラワークはもちろん、私にとって初の経験となるSFX撮影、照明、美術…。何もかもです。『こんな撮影が本当に可能なのだろうか?』と常に悩んでいましたよ」と苦笑した。
前後左右に揺れるハンディカムの画面に観客は稚拙さ、不安定さを感じるかもしれない。だが、全カットが実は「ドキュメント風に見せるため」緻密な脚本に基づいて計算され尽くされ、「プロ中のプロ」が結集したからこそ到達できた高度な映像であることに気づかされる。
「俳優陣に求めた演技は芝居ではなく“反応”でした。この状況になったら、人はどんな表情、リアクションをするのか。常にこのリアルな反応を探し出すため現場では俳優、スタッフとともに試行錯誤の連続でした」

