「完成すれば芸術性を意識したものになる」。前作で失敗していた米国の作家、スコット・フィッツジェラルドがこの作品を執筆中、編集者にこう自信をのぞかせたという(伝記から)。予言通り、世界中で読まれ、20世紀のアメリカ文学の最高傑作の一つになった。
1920年代のニューヨークの社交界で華やかな生活を送るギャツビーが、昔の恋人と再会する情景を退廃的なムードを交えて描いた。最近も村上春樹の新訳が出るなど、出版から80年が過ぎても色あせていない。