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どうなる「おふくろさん」…川内さん死去、「もう歌わせない」絶縁宣言のまま (2/3ページ)

2008.4.8 08:03
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たばこをくゆらせながらインタビューや取材を受けた川内康範さん。晩年はその立派な“耳毛”が若い視聴者の注目を集めた=昭和62年撮影たばこをくゆらせながらインタビューや取材を受けた川内康範さん。晩年はその立派な“耳毛”が若い視聴者の注目を集めた=昭和62年撮影

 サンケイスポーツの取材に「安らかなお顔でしたが、酸素吸入器の跡なのか、鼻にうっ血ができていたのが痛々しかった」と声を落とし、「三佳令二という名前は、先生に命名していただいた。野武士のような方であった一方、ぼくらに対しては思いやりのある温かい方でした」と悼んだ。

 昭和33年2月にテレビ放送が始まった「月光仮面」の原作者として売れっ子になった川内さんは、作詞家としても多数の名曲を残した。政治評論や社会的活動にも力を入れ、59年にはグリコ・森永事件の犯人グループ、かいじん21面相に「おれが1億2000万円を出すから手を引け」と呼びかけ、「わしらも 月光仮面 見たで おもろかった」という返事の手紙が来て話題になった。

 晩年の川内さんが一気に注目を浴びたのは、昨年2月に勃発した“おふくろさん騒動”。森が「おふくろさん」に語りを加えたことに対し、「もう歌わせない」として、同曲をはじめ、森に提供した全ての楽曲の歌唱を禁止。騒動の間、テレビなどを通し、舌鋒鋭く怒る姿が印象を残した。今年1月には、森が面会を求める手紙を出したが、受け取りを拒否。森とは和解をしないまま、この世を去った。

★「もう歌わせない」絶縁宣言、どうなる「おふくろさん」

 騒動は森が一昨年のNHK紅白歌合戦で「おふくろさん」の歌唱前に、「いつも心配かけてばかり いけない息子の僕でした…」などとせりふを加えたことに川内さんが激怒。昨年2月、「おれの歌は歌わせない」と絶縁を宣言した。森は「30年近く(せりふを加えて)歌っており、先生も知っていると思った」と釈明。その後、直接謝罪を求めるも、川内さんは応じず、森側は昨年3月から川内作品の歌唱を自粛している。

 一方、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、改変後の「おふくろさん」の利用は許諾できない(森も含め歌えない)とする注意をホームページに掲載。語りの入らない“オリジナル”は従来通り利用でき、「森さんだけに『おふくろさん』の歌唱を禁じるのは法的に不可能」とした。

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たばこをくゆらせながらインタビューや取材を受けた川内康範さん。晩年はその立派な“耳毛”が若い視聴者の注目を集めた=昭和62年撮影
平成11年10月、鹿児島県下甑島に「おふくろさん」の歌碑が完成し、握手をする川内康範さんと森進一
歌手、佳山明生(中央)の新曲を手がけ意気軒昂な川内康範さん(左)。右はジャケットの題字を書いたアントニオ猪木=19年8月1日
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