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【インタビュー】映画「うた魂♪」主演・夏帆 (1/2ページ)

2008.4.5 08:19
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 “天才少女”は天衣無縫

 合唱部のメンバーを引っ張り、声高らかに歌いあげる。自信に満ちた顔がスクリーンに広がる。

 高校合唱部のソプラノリーダーを演じた女優は、作品で見る限り「本当に歌が得意そう」なのだが、その答えは意外だった。

 「実は苦手です。合唱は初めての経験ですし。それが理由で最初はこの映画の出演にも抵抗がありました」

 新作映画「うた魂(たま)♪」(田中誠監督)で彼女が合唱やソロパートで披露した歌はあまりにも本格的。てっきり、幼いころからレッスンを積んだに違いない…と思っていただけに驚いた。やはり撮影前に猛特訓を積んだ?

 「時間があまりなかったんですよ。レッスンを始めたのは撮影の3カ月ぐらい前でしたから」

 役作りとはいえ、短期間でここまで歌唱力と合唱の技術を身に付けるとは…。まだ16歳で、今月高校2年になったばかり。「間違いなく天才」。並はずれた彼女の演技力を評する、多くの監督たちの言葉がまざまざと思い出された。

 

 ≪七浜高校合唱部のかすみ(夏帆)は自分の歌唱力と容姿に絶対的な自信を持っていた。だが、あるきっかけからプライドを喪失。大好きだった合唱をやめる決意を固める…≫ 出演を決めたのは「脚本があまりに面白かったから」。歌には自信がなかったが、いったん決めたからには歌を猛練習し、苦手意識の克服に努めた。

 撮影開始までに練習期間を十分確保できなかったことは田中監督も承知で、最悪の場合、合唱の歌声は吹き替えにすることも想定していたという。しかし、杞憂(きゆう)に終わった。

 高音域にまで響く伸びやかな歌声。情感を込めて歌いあげる表現力−。吹き替えなどまったく必要とさせない、彼女の上達ぶりを田中監督は「プロ意識の賜(たまもの)」と絶賛した。

 当の本人は「同年齢の女の子が集まって合唱練習するのは、学校の部活みたいで楽しかったです」と無邪気そのもの。まさに天衣無縫。手練の監督たちが「天才女優」と呼ぼうが、周囲がどのように称賛しようが、そんなことには、まるで関心がないらしい。

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