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緊張に満ちた恋の駆け引き 映画「ランジェ公爵夫人」 (1/2ページ)
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ヌーヴェル・ヴァーグ(フランスで1950年代末に始まった映画運動)の巨匠ジャック・リヴェット監督(80)が傑作「美しき諍(いさか)い女(め)」(91年)に続き、三度(みたび)文豪バルザック作品に挑んだ。監督とともに文芸ロマン大作の脚本を担当したのは、約25年間、リヴェット作品を手がけるパスカル・ボニゼール(62)。「物語の神髄(しんずい)は残酷で厳しいものだが、映画はまず楽しんでもらわねば、との監督の意向で実はエンターテインメントの要素も盛り込んだ」と明かす。
物語の舞台は19世紀のパリ。ナポレオン軍の英雄、モンリヴォー将軍(ギョーム・ドパルデュー)は、とある舞踏会で“パリ社交界の花”といわれるランジェ公爵夫人(ジャンヌ・バリバール)と出会い一目惚(ぼ)れ。激しい恋に落ちる。
ところが彼女はそんな彼の気持ちを知りながら、終始、思わせぶりな態度を取り続ける。
我慢が限界にきた将軍は何と彼女を舞踏会の帰りに誘拐するが指一本触れず舞踏会に帰す。これを機に彼女は恋に目覚めるが、将軍は一転して彼女を徹底的に無視し続ける…。
原作が強固なスタイルを持っているので映画化は簡単かと思いきや、意外な苦労が。


