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【アルゼンチン映画】「今夜、列車は走る」N・トゥオッツォ監督 (1/2ページ)
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■信念や勇気問う力作
アルゼンチンの社会派映画「今夜、列車は走る」が12日から東京・渋谷のユーロスペースなどで公開される。監督は新進のニコラス・トゥオッツォ。一貫して労働者階級の日常を描き続けた英国の重鎮ケン・ローチの後継との呼び声も高い。「日本は経済的に豊かで何不自由ない国と思っていたが、初来日し、現実はリストラなど厳しい状況に直面していることを知った。だからこそ、この作品の普遍性を理解してもらえるのでは」とニコラスは期待を込めた。(戸津井康之)
1990年代。アルゼンチンでは鉄道の民営化で赤字路線が廃止され、約6万人の鉄道員が職を失った。失業は社会問題化し、国を揺るがす事態に発展する。当時、まだ学生で映画監督を目指して修業中だったニコラスはいつかこのテーマで映画化することを決意、構想を温めてきた。
《鉄道で栄えたアルゼンチンの田舎町。ある日、経営者から突然、路線廃止の決定が下される。先頭に立って労使交渉していた組合代表は自殺し、その兄カルロス(ダリオ・グランディネティ)と4人の仲間は自主退職へと追い込まれる。「何があっても鉄道員の誇りを捨てない」と信念を持つ年老いた鉄道員ブラウリオ(ウリセス・ドゥモント)は鉄道の修理工場に住み込み、最後まで抵抗するが…》

