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【人、瞬間(ひととき)】あの人 女優・浅野温子さん(47)(中) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:舞台
■挑戦が出会い生む
挑戦が、出会いを生む。
「10代で芸能界に入ったけど、常に自分をガードして、気を張りつめていないとやってこられなかった。この年齢になって、公私ともども気を許せる人、弱みを見せられる人ができたのはうれしいですね」
いま、古事記を現代語にアレンジした語り舞台「日本神話への誘い」を各地の神社で行っている。37歳の初舞台がきっかけ。最初は暗中模索だった。
「映像の世界では監督の方たちに『全部受け止めてやるから、すべてをさらけ出せ』って言われてやってきた。できなきゃ『ボケ!』って怒鳴られますけど、結局は守られていた。でも、舞台は責任転嫁ができない。自分に何ができるのかと考えました」
考えるうち、子供のころのことを思いだした。よく神社で遊んだ。縁日には人がたくさん集まっていたっけ。神社はどんな人でも受け入れるみんなの場所。そこで自分のできることといったら…朗読かなぁ。
そんなとき、京都の神社の宮司と出会う。紹介してもらった人々との交流の中から、企画がかたちを見せはじめた。「有名な『因幡の白兎(しろうさぎ)』でも世代によっては知らなかったり、断片的にしか覚えていなかったり。語り継がなければ消えてしまうかもしれない。これはやらなくちゃ、と。自分の存在意義が見えた気がしました」

