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怒りと喪失感を映す 繊細な描写 映画「悲しみが乾くまで」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:映画
夫を殺害された幼い2人の子持ちの妻と、その夫の親友で麻薬中毒の男が、深い悲しみや喪失感を乗り越えようと格闘する姿を描く「悲しみが乾くまで」。「アフター・ウェディング」(2006年)でアカデミー賞外国語映画賞の候補となったデンマークの女性監督スサンネ・ビアが初めて挑む英語映画だが、欧州の監督だけあって、単純明快さを旨とするハリウッド大作にはない繊細さやきめ細かい心理描写に力点を置いた深いドラマが堪能(たんのう)できる。
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舞台は米北西部の大都市シアトル。専業主婦のオードリー(ハル・ベリー)は、自営業の夫ブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)と2人の幼い娘に囲まれ幸せな日々を送っていた。ところがある日、近所で買い物中の夫が赤の他人の夫婦喧嘩(けんか)の仲裁に入り、射殺されてしまう。
葬儀の準備に追われるオードリーは、夫の親友ジェリー(ベニチオ・デル・トロ)を葬儀に呼ぶ。ジェリーは麻薬中毒で弁護士の職も追われたが、夫だけは彼の支えとなり続けていたからだ。葬儀への出席を機にオードリー一家と親密になるジェリーだが、些細(ささい)なことでオードリーと衝突を繰り返す…。


