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映画【犬と私の10の約束】加瀬亮 世界に広がる活躍の場 (1/3ページ)
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■世界に広がる活躍の場
「役者という仕事の魅力ですか?」
国内外の監督からいま、引っ張りだこで、間違いなく日本を代表する国際派となった俳優は、しばらく考え込んだ末に静かに語り始めた。
「人は日常の生活ではどうしてもオブラートに包んだような感情しか出せないですよね。でも撮影現場で演技という虚構を通すことで、自分の内面をさらけ出すことができる瞬間があるんです。これが魅力の一つかな」
この思いは共演者にも通じているはずだという。彼はこの瞬間を「共演者と“共犯関係”ができた場」と付け加え、ニヤリと笑った。
アート系の小品からエンターテインメント系の大作まで。要求される役柄のジャンルは多岐にわたる。演技幅が広く“多彩な顔”を使い分けることができるその才能を世界の映画人は放ってはおかない。新作「犬と私の10の約束」(本木克英監督)では、ヒロインの恋人役を演じた。
舞台は北海道・函館。あかり(田中麗奈)と進(加瀬亮)は幼なじみ。あかりが飼う愛犬ゴールデンレトリバーのソックスを2人はかわいがっていた。プロのクラシックギタリストを目指す進はパリに留学、あかりは大学の獣医学部に進学する。そして、2人は数年ぶりに再会することに…。
大の犬好き。中学時代には自宅で犬を飼っていたから「犬との共演は楽しかった。苦労やストレスは感じなかったですよ」と振り返る。むしろ大変だったのはクラシックギタリストという役柄だった。監督からは「ギターを弾いている指の演技が出来ればそれでいいから」と言われたが、彼は実際に映画の中で演奏する2曲が弾けるまで練習を続けたという。

