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【舞台】東憲司、石川さゆり公演を演出
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小劇場中心に人気を集める劇団桟敷(さじき)童子の主宰者、東憲司が明治座(東京・日本橋浜町)の3月石川さゆり特別公演「奇想天外」で、初めて大劇場の作、演出を行っている(31日まで)。日本初の女優、川上貞奴(石川)を描く作品で、幽霊となった夫で俳優兼興行師の川上音二郎(近藤正臣)と対話するユニークな貞奴を登場させる。
「貞奴はぼくと同郷(福岡)ですが、資料をあさって読んでもあまりピンとこなかった。福岡で親族の方にお会いし、お墓を訪ねたりもしたのですが…」
そこで、資料から離れ、彼らの赤裸々な生き様を想像することに。
「彼らのエピソードには事欠きません。当時の演劇の垣根を越え、洋服を取り入れたり、観客をいじったり。そこから新派、新劇、アングラが生まれた」
そんな破天荒な2人の夫婦関係に焦点を当て、音二郎が幽霊となって現れるという“奇想天外”な展開に。音二郎の死(明治44年)から、しばらく時が流れた大正元年の秋、福岡・承天寺の音二郎の墓前が舞台となる。
「この依頼の話を聞いたときは正直、びっくりした。気心の知れた仲間(劇団メンバー)が群衆などで出ているので、いつものパワーも見てもらいたい」と話している。
芝居に続き、東構成・演出の石川のオンステージ「流れゆく歌」も。問い合わせはTEL03・3660・3900。(生田誠)

