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【話の肖像画】スベっても笑わせたい(4)麒麟のツッコミ役・田村裕さん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:お笑い
やけっぱちの精神で挑む
――苦労は多かったようですが、お笑い界で売れたのは早かったですね。
田村 吉本のお笑いタレント養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」に入ったのが平成9年。同期の川島明とコンビを結成し、13年のお笑い芸人の登竜門「M−1グランプリ」で決勝進出を果たしました。ただ、もう少し芸人として経験を積んでから出場した方がよかったという思いもあります。
――下積みは長いほうがこやしになる?
田村 ぼくらはそれまでに、そこそこのパワーを放電してしまったので、しっかり充電してから出るべきだったと。ただ、一方では挑戦したおかげで、仕事が増えて、生活が楽になって、みんなに恩返しもできてよかったなという思いもあります。
――舞台でも活躍しています
田村 舞台でも、苦しかったホームレス時代の経験が役立っています。ぼくは、ほかの人よりも人生ぼろぼろやから「やけっぱちの精神」があるのです。たとえば、舞台でスベりそうなのが分かっている場面でも、強気に演じられるのです。
――具体的には
田村 舞台で誰かがスベって空気が悪くなって、笑いがとれそうもない場面だと、声を出さない芸人が多い。けど、ぼくは、そういう百パーセントスベると予想されるところでも、黙っているよりは何かを言ってスベった方がましだと思えるんですよ。

