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【話の肖像画】スベっても笑わせたい(3)麒麟のツッコミ役・田村裕さん (1/2ページ)
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「味の向こう側」発見
≪インタビューの受け答えで記者が笑うと、目を光らせる表情をみせることも。持ち前の芸人魂に火がついたようだった≫
――芸人をいつごろから意識しましたか
田村 姉と一緒にテレビのお笑い番組を見ていて「楽しそうやな」と思ったのがきっかけ。それに大金持ちになれる可能性もあるし。同級生が進路を決める高校3年生のとき、ぼくが高校に行きながら、通い始めたのは吉本興業のお笑いタレント養成所「NSC(吉本総合芸能学院)」だったんです。
――NSCに入る面接でその動機を話したんですか
田村 いいえ。面接では、きれいごとを適当に並べていましたね。そうしたらうまいこと合格しました。でもNSCに入っても、財布のなかには基本的に小銭しかないという状態がずっと続きました。ただ、新人時代はつらいといわれますけど、ぼくの場合は、ホームレス生活の経験があるから平気でした。
――そのころは空腹で困ることは
田村 芸人として仕事をある程度もらいだすと、先輩にごちそうしてもらえるようになりました。先輩に「今からどこ行きはるんですか。メシに行くのなら、一緒に連れて行ってください」とストレートにお願いしました。これもホームレスの経験が生きているのでしょう。吉本の先輩はめっちゃ面倒見がいいので、よく連れていってくれました。安い居酒屋ばかりでしたけれど、うれしかったです。