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【邦画】新型インフルエンザの脅威 「感染列島」撮影開始へ

2008.3.12 08:15
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 わずか1人の発生から約2カ月で最大64万人が死亡するとの予測もある新型インフルエンザへの危機感が高まっている。そんな未知のウイルスと人との闘いを描いた映画「感染列島」の製作が始まる。最新の医療事情を脚本に織り込むとともに、専門家らをスタッフに招いた本格的な作品。鳥インフルエンザの被害がアジア各地で広がるなか、話題を集めそうだ。

 映画は東京近郊のある病院を舞台に、未知のウイルスによる感染症と対峙(たいじ)する医師、看護師、そして患者やその家族たちを描く。死者が続出しパニック状態となるなか、目に見えぬ敵と闘い、愛するものを守ろうとする力強い物語で、実際に直面したときに日本人はどう立ち向かうべきかを問う。

 主演は妻夫木聡、檀れい。監督、脚本は「ユダ」「RUSH!」など社会派として知られる瀬々敬久。シナリオ作業は約1年半かけ、研究機関や大学病院など関係者への綿密な取材、調査をもとに進めた。

 「医療オブザーバー」として参加する慶大医学部血液内科の森毅彦医学博士は「新型インフルエンザウイルスを含めた、予防法も治療法も確立されていない感染力の強い病原体が、現代の大都市という人口密集地帯で発生した場合の恐ろしさを垣間見ることができる」と説明。

 「現実に起こればこれ以上かもしれない。現在、医療機関は莫大(ばくだい)な患者を予備力なく診ており、このような緊急事態に対応できる余裕はほとんどない。対策の必要性を痛感させられる」と警鐘を鳴らした。

 一方、妻夫木は「いつ起こるかもしれない社会的な題材をテーマに、そこに生きる『人間』を描き出したい」と話している。

 撮影は来週にも開始、国内や東南アジアでロケも行い、来年1月に公開される。

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