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【韓国映画】世界が認めた社会派「黒い土の少女」チョン・スイル監督 (1/2ページ)
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■世界が認めた社会派
韓国の実力派、チョン・スイル監督の新作「黒い土の少女」が8日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される。チョン監督はカンヌ映画祭など世界が認めた実力派で、5作目の公開となるが日本公開は初。「大作とは一線を画すアート系という分野は韓国内でも上映機会が少なく、日本の映画ファンに見てもらえるチャンスに恵まれて光栄」と話す。(戸津井康之)
「黒い土の少女」の舞台は韓国東北部の貧しい炭坑の村。炭鉱員として働く父、障害を持つ兄と暮らす9歳の少女ヨンリム(ユ・ヨンミ)が主人公。時代に取り残された炭坑の村でたくましく生きる少女の視線から、近代化を遂げた韓国の負の部分を浮かび上がらせる社会派の力作だ。
韓国では監督の多くが、情報の集まるソウルを拠点に活動するが、チョン監督は釜山での創作にこだわる。「映画製作に不利でも、私にとっては故郷。アイデンティティーをここで探りたい」と話す。
釜山の大学を卒業後、フランスの大学院に留学し映画を学んだ。1996年のデビュー作「私の中で鳴る風」が、カンヌ映画祭で評価され、以後も社会派作品を発表。国際的評価は得たが、映画館での上映機会には恵まれなかった。
「現在はソウルでアート系専用の映画館が10数館まで増え、今後さらに増える予定。アート系を目指す映画人にとっては製作しやすい環境が整いつつあります」とチョン監督は説明する。
なぜアート系にこだわるのか?


