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ベルイマン作品を舞台化 上流夫婦の微妙な関係
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生涯の間に5回の結婚と4回の離婚を経験した映画、演劇の巨匠、イングマール・ベルイマンの「ある結婚の風景」を、シアタープロジェクト・東京(TPT)が3月5日から、東京・森下のベニサンピットで上演する(鈴木裕美演出)。結婚、離婚を経て約20年、そのときどきに微妙な関係を保ち続けるブルジョア階級の男と女を天宮良、村岡希美が演じる。
大学で応用心理学を教えるヨハン(天宮)と親の跡をつぎ、離婚専門の弁護士となったマリアンヌ(村岡)は、理想のカップルとして女性雑誌のインタビューを受ける。ところがその後、ヨハンは愛人と暮らすようになり離婚。7年後、2人が再会するまでが対話形式で描かれる。
「別の女性と旅に出たヨハンは、結局、自分に合った場所に戻ってきて、なくしたものがわかる」と天宮。村岡は「マリアンヌも上品な家庭に育ち、形式的な幸せの観念にとらわれていた。それに気づいた彼女が悪戦苦闘する様子や辛さを乗り越えていく様子が描かれている」と役どころを説明する。
ベルイマンが1973年にテレビシリーズとして発表した作品だが、性の話を含めて、会話の内容は生々しい。21世紀の日本人には身近に感じられる話題が数多く含まれている。
役者に深い信頼感をもつ鈴木の演出で、客席に近いベニサンの空間で演じられることが幸せだと2人は話している。
16日まで。インタビューアー役で鬼頭典子が出演じする。問い合わせは(電)03・3634・1351。

