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「明日への遺言」公開 藤田まことさん「生まれて初めての大役」
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第二次世界大戦でB級戦犯となりながら、軍事法廷で米国の無差別爆撃の責任を問い、たった一人で部下の命を守り抜いた岡田資(たすく)中将の不屈の姿を描く映画「明日(あした)への遺言」の公開が1日、全国で一斉に始まった。東京・銀座の丸の内TOEIでは、小泉堯史監督や岡田中将役の藤田まことさん、その妻を演じた富司純子さんらがステージに登場し、満員の観客を前に舞台あいさつを行った。
午後0時半から行われた舞台あいさつで、小泉監督は「原作のタイトルと同様、僕にとっても“ながい旅”でした。日本の映画界ではなかなか実現しない難しい素材でしたが、完成してほっとしています」と感慨深げな様子。続けて藤田さんが「生まれて初めての大きな役でした。出演するかどうか半年悩みましたが、小泉監督が演じやすい環境をつくるから任せてほしいと言ってくれました。初日を迎えてこれまでの疲れが吹き飛びました」、富司さんが「こんなすてきな作品に参加でき、誇りに思います」と話すと、場内からは盛大な拍手が起こった。
「明日への遺言」は、大岡昇平のノンフィクション『ながい旅』を原作に、小泉監督が構想15年を費やして映画化した作品。名古屋空襲で無差別爆撃を行った米軍搭乗員を処刑した罪を問われ、B級戦犯として軍事裁判にかけられた岡田資中将は、すべての責任を一人で背負う覚悟で法廷闘争に臨もうとしていた。部下19人の命を守り抜こうとたった一人で法廷で戦う彼の姿を、妻ら家族が見守っていた−というストーリー。


