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【歌舞伎舞踊】「團・藤」夢の共演 「京鹿子娘道成寺」

2008.3.1 11:30
このニュースのトピックス伝統芸能
坂田藤十郎坂田藤十郎

 坂田藤十郎が歌舞伎座(東京・東銀座)の「三月大歌舞伎」で、喜寿記念として、歌舞伎舞踊の大曲「京鹿子娘道成寺」を踊る。歌舞伎座では初役であり、鬼女となった藤十郎(白拍子花子)を市川團十郎(大館左馬五郎)が花道で止める「押戻し」がついた豪華版の舞台だ。

 「京鹿子」は昨年暮れ、京都・南座の顔見世興行でも披露し、(今年12月で)77歳という年齢を感じさせない若々しい踊りを見せた。歌舞伎俳優が踊った中で最年長の記録だという。

 「女方の舞踊の中で一番大事なもの。お稽古(けいこ)してわかったのは、役者の持ち味が出るということです。六代目(尾上)菊五郎さん、(中村)歌右衛門さん、それぞれが自分の道成寺を考えておられた。振りが変わるわけではありませんが、毎回、毎回新しい発見があります」

 紀州(和歌山)・道成寺の鐘供養に、美しい花子が現れ、僧たちに所望されて踊りを見せる。能の影響が濃い踊りに始まり、娘らしい手踊り、全国の遊郭や名山を読み込んだ踊りへと続く。手ぬぐい、鈴太鼓と持ち物が次々に変化し、衣装の引き抜きがあるなど美しく、見どころは多い。

 藤十郎と團十郎は襲名後、初めて東京で共演するが、江戸時代にも「團・藤」両立の記録はなく、夢の共演が実現する。

 「今回は上方にこだわり、所化(しょけ)(僧)は全部、関西の俳優です。やりとりも関西なまりでやるつもり」。上方歌舞伎の藤十郎。喜寿記念、一世一代の晴れ舞台となる。

 2〜26日。「京鹿子−」は夜の部(午後4時半開演)で。問い合わせはTEL03・5565・6000。(生田誠)

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坂田藤十郎

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