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原作への思いがクオリティーを高めた 映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」クリス・ワイツ監督インタビュー (1/3ページ)
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「ライラは大人と出会うことで、将来に影響を受けていく。俳優陣も本を読んで、役柄を把握していた。まるで社会派ドラマを演じるように取り組んでくれた。原作の力は大きかった」と語るクリス・ワイツ監督(川口良介撮影)娯楽映画の王道を行く作品といえる。児童文学界のノーベル賞と呼ばれるカーネギー賞の過去70年の受賞作から英国の自動図書館司書らが歴代1位に選んだ英国のフィリップ・プルマン氏(51)の原作を映画化した。家族連れで楽しむには最適の作品だ。クリス・ワイツ監督(38)は「ライラの冒険を撮ることが、ぼくの理想だった」と作品に込めた思いを話す。(永山裕司)
「ライラの冒険」は、自分の魂が動物の姿になった「ダイモン」と人間が共に暮らし、空飛ぶ魔女やクマの戦士らが存在する世界の物語。主人公の少女、ライラは何者かに連れ去られた親友のロジャーを救うため、真実を指し示す「真理(しんり)計(アレシオメーター)」を手に冒険の旅に出る…。
この映画のメガホンをとったのがワイツ監督と聞いて、少し驚いた。ワイツ監督といえば、風変わりな母親を持った少年と“結婚できない男”との交流を描いた「アバウト・ア・ボーイ」(2002年)などハートフルなコメディーの印象が強い。ファンタジーを演出するとは思わなかった。
「2000年に原作を読んでほれ込んでいた。映画化を聞いたときには、ぼくの方から売り込んだ」とライツ監督。「確かにこれまでの作風は、ファンタジーではなかったから、他の監督に依頼が行くと思っていた。だから自分で企画書を作って、スタジオに『撮らせてください』と頼んだ」と明かす。

