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「中絶」通して独裁政権を斬る 映画「4ヶ月、3週と2日」クリスティアン・ムンジウ監督インタビュー (1/3ページ)

2008.2.29 15:22
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「映画は物語を語るだけでいいのです。製作に際し、どの側にも肩入れしないのが私の主義。見た人が自分の信念に基づき答えを出せばいい。実際、私自身、今も答えを探していますからね」と語るクリスティアン・ムンジウ監督(岡田敏一撮影)「映画は物語を語るだけでいいのです。製作に際し、どの側にも肩入れしないのが私の主義。見た人が自分の信念に基づき答えを出せばいい。実際、私自身、今も答えを探していますからね」と語るクリスティアン・ムンジウ監督(岡田敏一撮影)

 2007年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを獲得したルーマニア映画「4ヶ月、3週と2日」。妊娠中絶が違法だったチャウシェスク独裁政権末期の1987年のルーマニアを舞台に、ルームメートの違法中絶を手助けする女子大生の1日を生々しく描く異色作だが、クリスティアン・ムンジウ監督(39)は「中絶の問題を通して、私が体験した共産主義の悪辣(あくらつ)ぶりを広く知らしめたかった」と訴える。(岡田敏一)

 大学生のオティリア(アナマリア・マリンカ)は、中絶を望む寮のルームメート、ガビツァ(ローラ・ヴァシリウ)を助けるため、長い1日を過ごそうとしていた。

 当時、中絶は違法であり、発覚すると厳しい罰則が科せられた。そこでオティリアは恋人アディ(アレクサンドル・ポトチェアン)からこっそり金を借り、非合法に中絶を請け負う男ベベ(ヴラド・イヴァノフ)を手術場所であるホテルに連れて行くのだが、金の使い道を恋人に隠したため恋人との仲が険悪になったり、ホテルの予約ミスや中絶料をめぐりベベとトラブルになるなど、右往左往(うおうさおう)させられる…。

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「映画は物語を語るだけでいいのです。製作に際し、どの側にも肩入れしないのが私の主義。見た人が自分の信念に基づき答えを出せばいい。実際、私自身、今も答えを探していますからね」と語るクリスティアン・ムンジウ監督(岡田敏一撮影)
【シネクラブ】ルーマニア映画「4ヶ月、3週と2日」(クリスティアン・ムンジウ監督)  3月1日公開(提供写真)
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