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「ペネロピ」 お嬢様…でも鼻と耳はブタ!?

2008.2.29 08:08
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 先祖がかけられた呪(のろ)いのせいでブタのような鼻と耳で生まれてしまった女の子の物語をファンタスティックに描く英映画「ペネロピ」(マーク・パランスキー監督、3月1日公開)。単なるおとぎ話ではなく、ちょっぴりおかしくて悲しいひねりの効いた作風だが、ペネロピを演じる人気女優クリスティーナ・リッチは「あるがままの自分を受け入れ、自分の個性を愛することの大切さを訴えている作品」と説明する。(岡田敏一)

 社交界でも有名なウィルハーン家には古くから言い伝えがあった。使用人の女性に手を出し、妊娠させて捨ててしまった5代目のせいで、将来、ブタの鼻と耳を持った娘が生まれるという恐ろしい呪いである。幸運にも五代にわたって同家に生まれたのは男の子ばかりだったが、その後、初めて生まれた一人娘ペネロピ(リッチ)は見事に鼻と耳がブタだった…。

 ショックを受けた母ジェシカ(キャサリン・オハラ)は、一家がマスコミのネタになることを恐れ、彼女を死んだことにしてウソの葬式を実行。彼女は屋敷でひっそり暮らしていた。呪いを解く方法はひとつ。彼女に永遠の愛を誓う人物を捜し出すことだ。お見合いを繰り返す母娘だが、そこにやってきたのは、彼女の秘密をマスコミに売ろうと雇われた没落資産家出身の若きギャンブラー、マックス(ジェームズ・マカヴォイ)だった…。

 お化け一家「アダムス・ファミリー」の不気味な子供ウェンズデー役から、「ブラック・スネーク・モーン」でのセックス依存症の女性に至るまで、美形なのにエキセントリックな役柄が目立つリッチらしい今作での役柄だが「脚本が面白いし、ペネロピが愛らしかったので」出演を引き受けた。

 それにしても鼻がブタだけに、思わぬところで苦労したようだ。「いろんなブタの鼻を試したわ。最初は野生のブタの鼻。グロテスクで驚いたけど、他にもいろんな鼻を試してベストな鼻を選んだの」。

 演技では「容姿に関する彼女の苦しみをうまく伝えるよう努力したわ」と振り返る。単に容姿に悩む若い女性を描くのではなく、物事や人物の内面を外見や他人のうわさで判断し、本質を見誤る人間の悲しい性をコミカルに描く異色の人間ドラマでもある。

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ブタの鼻と耳を持って生まれてきた娘をクリスティーナ・リッチが熱演する「ペネロピ」

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