ニュース: エンタメ RSS feed
【戯言戯画】樹木希林 オカンの笑えないひと言
このニュースのトピックス:TV番組
今年ほど、見どころの多い日本アカデミー賞は、ちょっと近年ではなかったのではないか。
いや、決して粒よりの受賞作がそろっていたと言っているわけではない。テレビをごらんになった方ならおわかりと思うが、受賞者のコメントが例年になくふるっていた。
出色は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」で最優秀主演女優賞を受賞した樹木希林。
「アカデミー賞が名実ともに素晴らしい賞になっていけばいいと思う」
ここまで言われると、協会側も笑うしかなかったのではないか。名実ともに「国内最高の映画賞」と信じていた人には、意外だったかもしれないけれど…。
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」最優秀主演男優賞の吉岡秀隆のコメントもきわどかった。 「同じ役で2度もいただけてびっくり」
有力視されていた他の男優たちもびっくりしたのではないか。本人も相当恐縮しているように見えたが、そこは名優、あれも演技なのかもしれない。3作目ができたらどうなるか。今から楽しみではある。
本場、米国のアカデミー賞の洗練されたパーティージョークのようなコメントも悪くないが、ドキドキハラハラという意味では、日本アカデミー賞もいい線いってるのではないか。
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が最多の5部門を制したことについて樹木がひと言。
「きっと組織票よ」
笑うに笑えない人も多かったのでは。こんなきわどいコメントの数々を、ノーカットで放送(番組は収録)した日本テレビの勇気に拍手を送りたい。(井上雅雄)

