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【WOWOW】「バベル」「アカデミー賞授賞式」

2008.2.24 10:13
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 □「バベル」24日(日)後9・0

 □「アカデミー賞授賞式」25日(月)前9・50

 第80回アカデミー賞の発表がいよいよ明日に迫った(現地時間24日夜、日本では月曜朝)。毎年、授賞式では、受賞作をめぐって候補者たちの喜怒哀楽の表情が印象的なのだが、とりわけ実力のある作品がそろった今回はどのような結果となるだろうか。

 下馬評では、ともに8部門でノミネートされたコーエン兄弟のノワール「ノーカントリー」と、ポール・トーマス・アンダーソンの石油に人生をささげた男の一代記「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」がリードしているといわれているが、常にサプライズのあるのがアカデミー賞である。

 いかにも英国風の文芸ロマン「つぐない」や70年代風のサスペンス「フィクサー」、さらにはティーンの妊娠を題材にしたコメディー「JUNO/ジュノ」にも十分に勝機はある。むしろバランスよく賞が分かれるのではないかとの推察もできる。

 ふりかえってみれば、昨年も6部門にノミネートされて本命視されていた「バベル」が、ふたを開けると作曲賞のみの受賞だった。もっとも、既にカンヌ国際映画祭で監督賞に輝き、ゴールデン・グローブでもドラマ部門の作品賞を手中に収めたのだから、ノミネートされたことで十分という声もある。

 モロッコ、アメリカ・メキシコ、そして日本で、孤独な男女が絆(きずな)をめぐる愛と哀(かな)しみのドラマを構築していくこの群像劇で、なにより日本人にとってうれしかったのは、熱演した菊地凛子が助演女優賞にノミネートされたことだった。今回は浅野忠信主演の「モンゴル」が外国語映画賞の候補となっている。果たして栄冠を手にできるか。こうなるとアカデミー賞から目が離せない。明日のWOWOWの生中継が楽しみだ。(映画解説者・稲田隆紀)

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