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市川崑監督逝く“煙草を愛し銀幕を愛し”日本を撮り続けた巨匠 (1/3ページ)
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「ビルマの竪琴」「東京オリンピック」など多くの名作を生んだ映画監督、市川崑(いちかわ・こん)さんが13日午前1時55分、肺炎のため都内の病院で死去した。92歳だった。東宝時代の先輩、故黒澤明監督に「追いつき、追い越せ」を目標に、70本以上の映画を撮影。細部までこだわった演出や映画にかける情熱は、その後の監督たちに多大な影響を与えた。
くわえたばこに毛糸の帽子がトレードマーク。戦後の日本映画界をリードし、衰えぬ創作意欲と実直な人柄で尊敬を集めた巨星が逝った。
東宝によると、市川さんが体調を崩したのは先月24日。「息が苦しい」と家族に訴え、緊急入院した。その後、一進一退を繰り返したが、13日未明に長男の建美さん、長女の舞子さんに看取られ、眠るように息を引き取ったという。
市川さんは、たばこを1日100本近く吸う愛煙家で、歯と歯の間にはさめば手を使わないでも吸えると、抜歯したほどだったという。それが女優の吉永小百合(62)のひと言で、「あと1、2本は映画を撮りたいから」と4年前から禁煙していた。平成18年に映画「犬神家の一族」を製作中、肺がんが発見され、メスを使わない重粒子線治療を受けていた。

