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孤独に悩む女性へ ひとつの答え 映画「アドリブ・ナイト」原作者・小説家 平安寿子さんに聞く (1/3ページ)

2008.2.12 17:37
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「ある時、何を書いたらいいのか全く分からなくなってしまって。編集者に相談したら『読者は1ページ目からどこかに連れて行ってほしいんですよ』と。だったら、1行目からヒロインがどこかに連れて行かれちゃうような物語にしようと思った」と語る映画「アドリブ・ナイト」原作者の平安寿子さん(栗橋隆悦撮影)「ある時、何を書いたらいいのか全く分からなくなってしまって。編集者に相談したら『読者は1ページ目からどこかに連れて行ってほしいんですよ』と。だったら、1行目からヒロインがどこかに連れて行かれちゃうような物語にしようと思った」と語る映画「アドリブ・ナイト」原作者の平安寿子さん(栗橋隆悦撮影)

 タイトルの響きに反して、派手な演出は全くない。描かれるのは地味な若い女性、そして息苦しいほどに凝縮された家族の感情だ。人間の繊細な心の動きをリアルに映し出す表現力に、イ・ユンギ監督(42)の才気が垣間みえる。「同じように感じ、考える人が韓国にいたのかと驚きだった。彼が映画にしてくれたことで、この小説は完成された」。原作者で小説家の平安寿子(たいら・あすこ)さん(54)が作品への思いを語った。

 騒がしい通りで、若い女性が所在なさげに肩を丸めている。世の中に疲れ切ったような表情。待ち受けるのはどんな不幸なストーリーなのか。そんな予想はあっけなく打ち砕かれた。彼女は突然、見知らぬ男性たちに行方不明の女性の身代わりを頼み込まれる。個性的な一族に振り回されながら、娘のふりをして父親の臨終に立ち会うのだ。

 「ある時、何を書いたらいいのか全く分からなくなってしまって。編集者に相談したら『読者は1ページ目からどこかに連れて行ってほしいんですよ』と。だったら、1行目からヒロインがどこかに連れて行かれちゃうような物語にしようと思った」

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 この短編小説に魅了され映画化を決めたイ監督は、多くのシーンで俳優たちにアドリブで演じることを要求したという。「苦し紛れでつけた」(平さん)という小説のタイトルが、不思議と映画の製作過程にリンクしていった。

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「ある時、何を書いたらいいのか全く分からなくなってしまって。編集者に相談したら『読者は1ページ目からどこかに連れて行ってほしいんですよ』と。だったら、1行目からヒロインがどこかに連れて行かれちゃうような物語にしようと思った」と語る映画「アドリブ・ナイト」原作者の平安寿子さん(栗橋隆悦撮影)
【シネクラブ】「アドリブ・ナイト」(イ・ユンギ監督、平安寿子原作)  2月9日公開(提供写真)
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