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俳優・松重豊さんに聞く(下) 「役者の原点」落語で痛感 (2/3ページ)

2008.2.7 15:26
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松重豊さん松重豊さん

 「今まで、落語の世界を知らなかったことが恥ずかしい。落語はきっちりとして話芸として成立しており、日本人として俳優をやらせていただいているのであれば、きちんと勉強すべきだと思っています。ちりとてちんの徒然亭一門のメンバーは、『落語家にならなきゃならない』というプレッシャーと闘っていますが、ぼくだけ横で楽な思いをしてみているだけ。いつかツケを払わなければと覚悟しています」

 ≪松重さんはブログ「修行が足りませぬ」を公開中。落語のマクラ、本題、サゲという流れのような、リズミカルな文章の評価は高い。落語の世界に触れたことで、「本当に普遍的なものがあるということを、信じなければならない」と再認識したそうだ≫

 「落語は、(古典を)一言一句変えなくても、今の世の中でも爆笑が起こります。シェークスピアの場合も同様。一言一句変えなくても喜劇の部分では必ず笑いが起きるようにできています。蜷川幸雄さんに鍛えられていたときは、『脚本家は命をかけて書いてきている。せりふは一言一句変えるな』と徹底的にたたき込まれました。現場によっては必ずしも実行されていないケースもありますが、落語の世界に浸ることによって、原点に立ち返ることが必要だと改めて痛感しました。実際、ちりとてちんの藤本さんの脚本は本当に面白い。脚本を自分の口からしゃべるだけで、人物性が立ち上がり、関係性もリアルに浮かんできます」

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松重豊さん
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