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試写会舞台あいさつで藤田まこと「最後の作品にしたい」

2008.2.7 09:07
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舞台あいさつで作品を熱くPRした(左から)小泉堯史監督、富司純子、藤田まこと、竹野内豊=東京・有楽町(撮影・大西正純)舞台あいさつで作品を熱くPRした(左から)小泉堯史監督、富司純子、藤田まこと、竹野内豊=東京・有楽町(撮影・大西正純)

 俳優、藤田まこと(74)が6日、都内で行われた主演映画「明日への遺言」(小泉堯史監督、3月1日公開)の特別試写会で舞台あいさつを行った。役者生命をかけ、B級戦犯として軍事裁判を戦った岡田資(たすく)中将を演じた藤田は、壇上で熱い思いを告白。「本当に最後の作品にしたいと思うほどの作品だった」と撮影を振り返った。

 「役でセリフをしゃべるのではなく、岡田中将の心の叫びを少しでも表現したかった」

 壇上に立った藤田は、集まった約650人の観客に向かい、演技にかけた熱い思いをゆっくりと語り始めた。

 映画は、B級戦犯として米軍を相手に軍事裁判を戦い抜き、死刑となった岡田中将を描いた物語。実兄を戦争で亡くすなど、戦争の悲惨さを知る藤田が、並々ならぬ思いで打ち込んだ作品だ。

 「撮影を始めてからは、岡田中将が私の中に徐々に入ってきてくれた感じがしました」というほど自然体の演技を見せたが、あまりの熱演に「撮影が終わって10日間ぐらいは虚脱状態でした」と苦笑い。「この映画を通じて、家族を死ぬまで大切にしていかなきゃいけないなと実感しました」と振り返った。

 そんな熱い思いを届けるべく、藤田は先月16日から、南は鹿児島、北は札幌までまわる総移動距離8000キロの全国縦断PRキャンペーンを実施中。「私の70歳を過ぎてからの手習いとしては苦労しました」と大変さをアピールしたが、小泉監督も先日、米サンタバーバラ国際映画祭で舞台あいさつに立ったばかり。映画の勢いは、公開に向け、少しずつ国内外に浸透してきている。

 藤田は「サンタバーバラで、上映後、拍手が5分間続いたと聞いたときは本当に涙が出そうになりました。やはり世界平和の思いというのは世界共通だと思いましたね」としみじみ。小泉監督も「米国から公開オファーが来たら? ぜひとも」と、海外公開にも意欲を見せていた。

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舞台あいさつで作品を熱くPRした(左から)小泉堯史監督、富司純子、藤田まこと、竹野内豊=東京・有楽町(撮影・大西正純)

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