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【輝interview】女優・永作博美 「恋してるとき」をリアルに (1/2ページ)
「人のセックスを笑うな」で映画初主演
「ユリに興味があった。どこにでもいるようで、何の付加価値もなく生きているが、いいわけもせず潔い。『はい、生きてますけど』って感じ。そんな不思議な安定感に引かれた」
初の主役となった井口奈己監督の映画「人のセックスを笑うな」で演じたのは、気まぐれで自由奔放な39歳の美術講師、ユリ。なんと20歳も年下の学生、みるめ(松山ケンイチ)を夢中にさせる、かわいい小悪魔になってみせた。
「実際にいたら興味を持つが、近づきたくない(笑い)。でも彼女の生き方はすごいし、私にはできない。だから、多少なりともユリの生き方を認めてもらえれば、と心掛けました」
≪美術学校に通う19歳の学生、みるめは、39歳の講師、ユリの絵のモデルとなり、そのまま関係を持ってしまう。キュートなユリに夢中になるみるめだが、彼女に夫がいることを知り愕然(がくぜん)。関係を断とうとするが、逆にユリへの思いは募るばかり。そんなみるめへの思いのやり場をなくす学生仲間のえんちゃん(蒼井優)や、えんちゃんを思う堂本(忍成修吾)との関係も微妙になり…≫
原作は山崎ナオコーラの文藝賞受賞作。「出会って、恋に落ちて、ふられて、それでも世界が回っている話」という井口と本調有香が、リアルでおかしみのある脚本に仕立てた。
そんな物語のカギが、ユリの人物像。「彼女の言動を追うと悪魔的な要素がうかがえる。でも、そこが嫌にならないようにしようと。特に、女とか目的が見えると嫌らしさにつながるから、気をつけた。頭で考えないことですね」−そんな自然体の演技が、不思議な透明感あふれるユリの魅力につながった。
みるめとの恋愛シーンもぞくぞくするようなリアル感でいっぱい。「年下の男の子との恋愛といっても、どんなやり方がいいとか、好きになったことに理由はないでしょう。とにかく、部屋にあるもので、松山さんと遊ぼう。2人で『キャッ、キャッ』しながら、時間を共有しようという気でいた」



