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【邦画】岡本喜八監督 名作をゆかりの劇場で

2008.2.3 11:37
このニュースのトピックススタジオジブリ
「赤毛」の撮影風景。岡本監督(左)と三船敏郎(C)東宝 「赤毛」の撮影風景。岡本監督(左)と三船敏郎(C)東宝 

 映画「肉弾」など多くの傑作を撮った巨匠・岡本喜八監督が亡くなって今月19日で丸3年。追悼の意味も込めた大規模な特集上映「喜八魂」が、東京・阿佐ヶ谷北の映画館「ラピュタ阿佐ヶ谷」で3月8日まで行われている。

 岡本監督は劇場用作品計39本を残したが、今回はこのうちの20本に加え、助監督作品4本とテレビ作品3本の計27本が上映される。戦時下の青春を描いた「肉弾」、傑作娯楽時代劇「斬る」、異色のサスペンスコメディー「殺人狂時代」、鋭く社会を風刺した「近頃なぜかチャールストン」、昭和30年代当時の恋愛事情をユーモラスに描いたデビュー作「結婚のすべて」など。優れた職人技とアイデアで、数々の話題作や問題作を取り続けた岡本監督の作品の中でも娯楽性が強い構成となっている。

 館主の才谷遼さんは、「テンポの良さやリズム感、そして社会を斜に構えてみる姿勢など『喜八なるもの』をきちんと伝えたいと思って企画した。その中でもユーモアやアクション性がより出ているものを選んだ」と話す。終戦時の内閣や軍部の様子を描いた代表作「日本のいちばん長い日」や「激動の昭和史 沖縄決戦」などはあえてはずしたという。

 ラピュタ阿佐ヶ谷は、宮崎駿監督のアニメの世界から抜け出たような幻想的でユニークな外観が特徴の名画座で、今年が開館10周年。平成12年の全作品一挙上映のときに同館を訪れた岡本監督はこの建物を気に入り、「オレの葬式は、ここでやってくれ」と話していたという。岡本監督の誕生日の17日と命日にかけての3日間は、特に人気の高い「肉弾」「斬る」「赤毛」「血と砂」の4本が上映される。

 問い合わせは03・3336・5440。

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「赤毛」の撮影風景。岡本監督(左)と三船敏郎(C)東宝 
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