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「角座」道頓堀から撤退へ
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大阪市中央区の道頓堀で“演芸の角座”として親しまれた「B1角座」が、5月末で閉鎖されることが31日、分かった。運営している松竹芸能が現在代替劇場を探しているが、道頓堀内での移転場所は見つかっておらず、道頓堀から「撤退」する可能性も少なくないという。江戸時代から『道頓堀五座』と呼ばれた由緒ある劇場が、道頓堀からすべて姿を消すことになりそうだ。
「B1角座」(客席数126)は、映画館や飲食店などの複合ビル「角座ビル」の地下1階で平成16年元日から営業を始めた。ベテランや中堅が漫才、落語、コントなどを披露するほか、若手の育成と芸の発表の場としてもすっかり定着、お笑いブームで連日にぎわっている。
しかし昭和61年改築のビルは老朽化していることもあり、所有する松竹が再開発を模索。昨年から各テナントに撤去を通達、すでに1階の飲食店や上の階にあった2つの映画館などが撤退。唯一営業している角座も「5月末までに他へ移るよう昨年末に要請された」(同社幹部)。
松竹芸能は「芸人を育てるのはお客さんを前にした生の舞台であり、代わりの劇場を急いで探しブランクが生じないようにしたい」と話しており、代替案として現在、土日曜に営業している同市浪速区の「通天閣歌謡劇場」(約250席)などが候補に上がっている。「ほかにもよい場所がないか各方面に声をかけているところ」(同社幹部)だという。
角座は江戸時代“角の芝居”と呼ばれた芝居小屋で、浪花座、中座、朝日座、弁天座と並ぶ『五座』のひとつだった。昭和33年に洋画上映館だったのを演芸場に改装。その後、何カ所か移転しながらも松竹芸能の拠点として市民に親しまれている。



