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異文化を超えつながる「男女の糸」 映画「シルク」フランソワ・ジラール監督インタビュー (3/4ページ)
このニュースのトピックス:「SANKEI EXPRESS」から
「(青年)エルヴェは少女への思いという呪縛にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と語るフランソワ・ジラール監督(小野淳一撮影)物語に描かれている妻エレーヌの感情表現は、あまり豊かではない。「パイレーツオブカリビアン」のようにアクティブなヒロインが続いたキーラ・ナイトレイには、地味な印象を与える役柄だ。だが、ジラール監督は「(キーラは)主役ではなく、大事な脇役という新しい分野へ挑戦した」と称賛し、実はこの妻が「果てしなく深い愛情を持った、最も知的な人間として、観客に感銘を与えるのです」と、謎が解き明かされるラストを示唆する。
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蚕の卵を買い付けて財を成したエルヴェは、日本へ行くこともなくなり、最愛の妻の死後、以前受け取った日本語の手紙に初めて目を通す。
「最後の手紙がこの物語のすべてであり、要(かなめ)だ。要である最終地点に向かって、物語のすべてが向かっている。私自身も原作を最初に読んだとき、最後に出てくる手紙を読んで驚かされた。原作よりも手紙の内容を柔らかく、短く編集したのは、観客にそこに込められた思いに想像力を働かせてほしいから」
永遠にわかりあえないかもしれない男と女。主人公が必死に絹を追い求めたように、それをつなぐ何かを現代に生きる私たちも探しているのかも。19日公開。(SANKEI EXPRESS)

