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異文化を超えつながる「男女の糸」 映画「シルク」フランソワ・ジラール監督インタビュー (2/4ページ)
このニュースのトピックス:「SANKEI EXPRESS」から
「(青年)エルヴェは少女への思いという呪縛にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と語るフランソワ・ジラール監督(小野淳一撮影)物語の前半は西洋の青年が見た“ニッポン”を中心に描かれる。「風変わりな木々、遙(はる)かなる幽玄(ゆうげん)の世界」とごく短い言葉だけで原作に登場する日本の集落が、ロケ地の長野県松本市などで見事に作り出された。
そんな異国での、不思議な魅力を持った少女との出会い。このまま美人の奥さんをほうり出して、誘惑されちゃうのかしら。見ている女性をはらはらさせながら、物語は主人公の揺れ動く気持ちさながらに、日本とフランスを舞台に動き出す。
エルヴェは、少女の魅力にとりつかれたまま、蚕の卵を手に入れるため日本への危険な旅を繰り返すが、フランスに帰国中のある日、日本語で書かれた1通の手紙を受け取る。
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物語は主人公の“男目線”で最後まで進行するが、ジラール監督は「エルヴェは少女への思いという呪縛(じゅばく)にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と説明する。
この監督の解釈には、永遠に埋まらない男女の溝があるような…。優柔不断ともとれる夫を、妻は責めもせずにただ静かに見守るだけなのがもどかしい。

