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異文化を超えつながる「男女の糸」 映画「シルク」フランソワ・ジラール監督インタビュー (1/4ページ)

2008.1.18 16:58
このニュースのトピックス「SANKEI EXPRESS」から
「(青年)エルヴェは少女への思いという呪縛にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と語るフランソワ・ジラール監督(小野淳一撮影)「(青年)エルヴェは少女への思いという呪縛にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と語るフランソワ・ジラール監督(小野淳一撮影)

 遠い異国の地へ行ってしまった男の帰りを待つ女。しかも、男が旅先で出会った女性に心を奪われていることに気付いてしまう…。携帯電話もメールもない時代、女たちは、そんなやりきれない思いをどこへもっていったのだろう。フランソワ・ジラール監督(45)は、そんな女性の苦悩や深い愛を、「絹のような肌触りの映像」で描きだした。メールのように、瞬時に相手に気持ちが伝わらなくても、後からじっくりと思いが伝わる「手紙」が物語の鍵を握る。(西岡瑞穂)

 19世紀のフランス。青年エルヴェ(マイケル・ピット)は美しい女性エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)と出会い、結婚する。知り合いの薦めと自らの好奇心から「世界一美しい絹糸を吐く」とされる蚕を手に入れるため、未知の国、日本を目指す。やっとのことで日本にたどり着いたエルヴェは、集落の権力者(役所広司)から蚕の卵の買い付けに成功、その側に仕える謎の少女(芦名星)に一目で魅せられてしまう。

 「登場人物のキャラクター、日本とフランスの異なる文化の出合い。質の良い原作を読んでそれらに感銘を受け、(著作権の問題がクリアできるまで)映画化できるのを待っていた。そこから叙事詩的な原作を、より現実的な物語へ再構築する苦労が始まった」

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「(青年)エルヴェは少女への思いという呪縛にとらわれ、愛の姿を追求してのめり込んでいるのだが、エルヴェが少女を愛することは、妻に対する一つの愛情表現になっている」と語るフランソワ・ジラール監督(小野淳一撮影)
映画「シルク」(フランソワ・ジラール監督)  19日公開(提供写真)

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