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【インタビュー】長編映画初主演・荒川良々 20テイクも「全然大丈夫」 (1/2ページ)

2008.1.16 08:31
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「監督は厳しかったが、納得できる演技ができた」と話す荒川良々「監督は厳しかったが、納得できる演技ができた」と話す荒川良々

 古本屋の長男で植木職人見習い。夢は「いつか世界一怖いお化け屋敷を作ること」。29歳まで“何となく生きてきた”主人公を個性派俳優の荒川良々が演じる映画「全然大丈夫」(藤田容介監督)が26日から東京・渋谷のシネクイントで公開される。「大人計画」の舞台でデビュー以来、長編映画の主演は初めて。「主人公の生き方は僕と重なる部分もあり共感でき、作品のでき映えには満足してます」と荒川は自信を見せた。(戸津井康之)

 「主演で映画に出てほしい」

 「大人計画」のオープニング映像などを撮っていた藤田監督に声をかけられたのは3年前。

 「プロットをもらって、これが映画になったら面白いだろうなと思った。僕自身が監督のファンだったので、早く映画が完成しないかと心待ちにしていました」

 《古本屋の長男として生まれた照男(荒川)は29歳。今は植木職人の見習いとして働いている。フリーターではないが、仕事に打ち込むわけでもなく、「人を怖がらせる」という趣味に没頭している。仲間とホラー映画を撮影したり、怪談話を覚えたり。が、ある日、古本屋のバイトで店番をすることになったあかり(木村佳乃)に恋をして…》

 売れっ子の荒川に対し、最近、監督や演出家の注文で多いのが、「荒川さんにお任せします」。信頼されている証拠だが、荒川は、作り手のこだわりが感じられないこんな演出が大嫌いだという。その点、藤田の演出は正反対。「これまでで最も厳しかった」という。

 「すべてのシーンが綿密に演出されていました。監督の構想から演技が少しでもずれると撮り直し。だから1テイクでOKなんてあり得ず、20テイクなんてのもざら。アドリブなんて絶対に許されません」。そのかわり、納得できる演出だったから「苦ではなかった」と振り返る。

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「監督は厳しかったが、納得できる演技ができた」と話す荒川良々
「全然大丈夫」のワンシーン。木村佳乃(右)との一風変わったかけあいも興味深い
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