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巨匠は陰謀を暴き、絵筆で告発した 「レンブラントの夜警」ピーター・グリーナウェイ監督インタビュー (1/3ページ)
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「映画というのは大変豊かなメディアで、すべてを見ている間に全部を感じることは不可能です。ですが見たあとに誰かと、また自分自身で、あれこれ考えられる。そういう映画を作ったつもりです」と語るピーター・グリーナウェイ監督=昨年10月、東京都中央区の「ホテル西洋銀座」(鈴木健児撮影)画家レンブラント・ファン・レイン(1606−1669)の運命を狂わせたのは何だったのか? 黄金時代のオランダで肖像画家として認められた順調な前半生の後、訴訟、破産宣告、死後には共同墓地に葬られるまでに落ちぶれたバロック最大の巨匠にまつわる謎に、映像の鬼才ピーター・グリーナウェイ監督(65)が独自の解釈で迫った。舞台と映画の要素が入り交じり、計算された色彩と構図、風俗と社会が描きこまれた迷宮のような作品は、まさにグリーナウェイ監督の世界だ。当人は「映画は死につつあります。今回はどれくらいの人に見てもらえるでしょうかね」とちゃめっ気たっぷりにけむに巻く。(荻窪佳)
「夜警」はアムステルダムの町を守る自警団の集団肖像画として発注された。レンブラント(マーティン・フリーマン)は渋るが、やり手の画商でもある妻サスキア(エヴァ・バーシッスル)に、「生まれてくる子供のため」と言いくるめられ、結局、引き受けることになった。しかし、本格的に取り掛かる前に隊長ハッセルブルグが右目を撃たれて死亡する。訓練中の事故として片付けられ、発砲命令を出した副隊長は逃亡。新たにバニング・コック(アドリアン・ルーキス)が隊長に就任するが、レンブラントは陰謀の気配を感じ、真相を探り始める。

