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【ドラマ】「フルスイング」 教師に転身、名コーチの晩年
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60歳を前にプロ野球界から高校教師に転身し、わずか1年でガンに倒れた“伝説の打撃コーチ”高畠導宏さんの晩年がドラマ化された。NHKの土曜ドラマ「フルスイング」(19日から、土曜後9・0)。関係者の誰もが「イメージがぴったり」と驚いた高橋克実が、その主人公“高林導宏”を演じている。
高畠さんは30年のコーチ人生で7球団を歴任。落合博満、イチローはじめ30人以上のタイトルホルダーを育てた後の平成15年春、59歳で福岡の私立高校の教師となった。
「(選手を)やる気にさせるのがコーチの仕事。教育も同じ」というのが転身理由。優れたコーチング力で「生きる力」「夢をもつこと」を伝えようとする彼の登場によって生徒たちは心を開き、周囲の教師にも影響を与えていく。だが志半ばの16年7月、膵臓(すいぞう)がんのため死去…。
名伯楽の生涯をつづった『甲子園への遺言〜高畠導宏の生涯』(門田隆将著)を原案に、教師時代の逸話を膨らませてのドラマ化。「高畠さんは本気を体現した人。今の時代に求められているいぶし銀のドラマを目指した」と話す鈴木圭チーフプロデューサーがご満悦なのが、生前の高畠さんを知る人たちが「鳥肌が立った」と言う高橋の起用だ。
丸顔で骨太という体格のそっくりぶりについては高橋も戸惑い気味。「福岡の高校にロケに行ったとき、校長が『高さん…』とうるうる泣きながら近づいてきてリアクションに困った。僕は見た目で選ばれたと思うので、芝居はあまり努力しなかった」と謙遜(けんそん)するものの、収録中は「気力を信念に生きた人」に没頭。還暦前の新人教師のいちずさをフルスイングで演じている。
妻役で伊藤蘭、教師役で里見浩太朗、小林克也、本田博太郎、吹石一恵、塚本晋也らが共演。(安藤明子)
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