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黒澤明の後継者…「明日への遺言」小泉堯史監督インタビュー (1/2ページ)

2008.1.4 10:49
このニュースのトピックス新春特別対談・インタビュー
映画「明日への遺言」の小泉堯史監督映画「明日への遺言」の小泉堯史監督

 第二次世界大戦でB級戦犯となり、軍事裁判を一人で戦い抜いた岡田資(たすく)中将の生きざまを描いた「明日への遺言」が今年3月、公開される。原作は大岡昇平の『ながい旅』。小泉堯史監督は原作を読んですぐに映画化を構想、脚本を書き上げたという。完成までの構想期間は実に15年に及んだ。小泉監督がそれまでにメガホンを執った作品は3本。「明日への遺言」が完成するまでの道のりをたどった。(戸津井康之)

 小泉監督の監督デビュー作は「雨あがる」。脚本は師匠の黒澤明監督の遺稿だった。

 小泉監督は大学を卒業した昭和45年から黒澤明監督に師事し、28年間にわたり黒澤組で過ごした。昭和53年の「影武者」の製作では、シナリオ執筆のために黒澤監督の助手として帯同し、資料調査などを手伝った。その後、「影武者」(55年)、「乱」(60年)、「夢」(平成2年)、「八月の狂詩曲」(3年)、「まあだだよ」(5年)の黒澤監督作品では脚本準備の段階から助監督を務めた。

 黒澤監督の死後、満を持してメガホンを執ったのが「雨あがる」である。

 江戸の享保の時代に生きる清貧な侍夫婦を描いた時代劇。お人好しの浪人、三沢伊兵衛を寺尾聡が演じ、黒澤組のスタッフが集結し小泉監督の脇を固めた。このデビュー作でいきなりべネチア国際映画祭の緑の獅子賞、日本アカデミー賞の作品賞をはじめ計8部門で受賞するなど頭角をみせ、その2年後には監督二作目として「阿弥陀堂だより」を公開する。

 東京で暮らす熟年の夫婦が転地療養のために長野へ移り住み、心を取り戻し再生していくさまを描く。自ら脚本も手がけたこの作品ではキャストの北林谷栄が日本アカデミー賞助演女優賞を、小西真奈美が新人俳優賞をそれぞれ受賞している。

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映画「明日への遺言」の小泉堯史監督

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