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【週末読む、観る】少女が見た激動の時代 映画「ペルセポリス」
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現在パリに住む彼女は「イランを出て、あまりにも間違ったイメージが流布している現実を目の当たりにしたんです。独裁国家だと、国民全員が悪人に見られてしまう。本当は独裁者の最初の犠牲者なのに。それを世界の人に知ってほしかった」と、本にした動機を語る。
原作は2000年にフランスで出版されるや、たちまちベストセラーに。24カ国語に翻訳され、映画化のオファーも次々に舞い込んだ。中には父親役をブラッド・ピットで!という話もあったとか。
「実写ではなく、手描きの昔ながらのモノクロ・アニメーション。それが私の条件でした。そうしたら、自分で監督することになってしまった。共同監督はフランス人で、100人ほどのスタッフも国籍はバラバラ。それでも一団となってやれたのは、これが普遍的な話だから。私の祖国を描いているけど、実は少女の成長物語であり、家族愛の物語でもあるのです」
「E.T.」などを手掛けたハリウッドの大物プロデューサー、キャスリーン・ケネディが全面支援し、カトリーヌ・ドヌーブ、キアラ・マストロヤンニ、ダニエル・ダリューらフランスを代表する女優が声を担当した。
今年5月のカンヌ国際映画祭では審査員賞を獲得。それ以降、受賞ラッシュが続いている。このほどゴールデングローブ賞外国語映画賞にもノミネートされ、米アカデミー賞への期待も高まる。
「賞はともかく、世界のいろいろな映画祭を回るのが楽しい。どこの国でも観客はマルジを身近に感じ、感情移入してくれる。それこそが、世界がうまくいく証しだといえるんじゃないでしょうか」
きょう22日からの東京・渋谷シネマライズを皮切りに、全国順次公開される。
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