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【週末読む、観る】映画「ダーウィン・アワード」 おバカな最期に栄誉
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米国のインターネット・サイトに“ダーウィン賞”なるものが実在する。進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの名からとった賞で、その年の最も愚かな行動で死に至った人に与えられる。自らの劣悪な遺伝子を断ち、人類に貢献したというわけだ。
窓ガラスの強度を実証しようと体当たりしたらガラスが割れて墜落死、いつものように腕を突っ込んで商品を取り出そうとしたら自動販売機が倒れて圧死…。おバカな死を遂げた男たちのエピソードが次々に語られる。
主人公はサンフランシスコ市警の元プロファイラー(ジョセフ・ファインズ)。ダーウィン賞の受賞者が毎年、保険会社に多額の損失を与えていることに気づいた彼が、相棒(ウィノナ・ライダー)と調査に乗り出す、という構成になっている。
監督はバラエティー誌の“目が離せないクリエーティブな人たちトップ20”に選ばれたファン・タイラー。
「バカげた死に方よりも、人がそんなことをする理由に引かれた。こういった話には愚かな男性ホルモンと詩を交ぜたような、とてもアメリカっぽさがある。月に行ったときと似ている。何百万年も見上げてきた月に触ってみたかっただけなんだ。科学じゃなく、まさに詩的行動」とタイラー監督は話している。
〈東京・シネセゾン渋谷で上映中。以後、全国順次公開〉

