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【宮崎アニメ】来夏公開「崖の上のポニョ」 手書き生かし原点回帰 (1/2ページ)

2007.12.8 08:44
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(C)2008「崖の上のポニョ」製作委員会(C)2008「崖の上のポニョ」製作委員会

 来夏公開に向けてスタジオジブリのアニメ「崖(がけ)の上のポニョ」の製作が佳境を迎えている。「ハウルの動く城」から3年。男の子と魚のほのぼのとした交流を描く本作は、壮大なスケールの異世界を舞台にした「ハウル−」とは異なるタッチの作品になりそうだ。「最後の長編」とも語っている宮崎駿監督は「手描きにこだわり、アニメーションの根源に帰る」と“原点回帰”を訴えた。(草下健夫)

 「仕事中抜けてきたもので…」

 会見に現れた宮崎監督は、作業用のエプロン姿。製作は現在、絵コンテ(物語の流れを漫画のようにコマ割りして描く作業)の段階だが、鈴木敏夫プロデューサーによると「大幅に遅れている」といい、現場のあわただしさをうかがわせた。

 「崖の上のポニョ」は人間になりたいと願う魚のポニョと、5歳の人間の男の子の交流というストーリー。海を舞台にした作品は、宮崎監督がいつか描きたいと長年夢見てきたが、「波を描くのが大変」という理由で、今まで踏み切れずにいた。それが実現することになり準備として昨年夏、海を見下ろす瀬戸内の知人宅にこもり、海を見つめながら、自身を極限に追いつめた。

 今回、宮崎監督が力点を置いているのはアニメーションの原点に返ること。この一点に尽きるという。

 「紙に描いて動かすのがアニメーションの根源。そこに戻ろうと思う。もう一遍、自分たちでオールを漕ぎ、風に帆を上げて海を渡る。とにかく鉛筆で描く」

 ジブリ作品とはいえ、これまでは、背景の複雑な動きなどをCGに委ねた部分もあった。しかし、今回はそれで失ったものを、もう一度スタッフが手作業で取り戻そうという試みとなるようだ。

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(C)2008「崖の上のポニョ」製作委員会
作業の合間をぬって、エプロン姿で会見した宮崎駿監督
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