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【洋画】「エンジェル」 夢見る女の成功物語 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:メディア倫理
英ビクトリア王朝時代の人気女流作家、マリー・コレリの生き方を描くベルギー・英・仏合作の「エンジェル」(12月8日公開)。監督は「8人の女たち」で知られるフランスの技巧派、フランソワ・オゾンで、1950年代のハリウッド黄金期のような絢爛豪華(けんらんごうか)な映像と重厚なタッチで女性の成功物語を描く。(岡田敏一)
舞台は1900年代初頭の英国。主人公のエンジェル(ロモーラ・ガライ)は、田舎の商店街で食料品店を営む母親と2人で暮らすが、なぜか彼女は自分が貴族の娘であるかのように振る舞い、質素で平凡な母や親戚(しんせき)を小ばかにする。
彼女の夢は、近くにある豪邸「パラダイス」に住み、使用人や有名人に囲まれてゴージャスな日々を送ることだった。夢をかなえるため彼女は小説を書く。ケタ外れの想像力を駆使して書かれた処女小説は舞台化されるほどの大ヒットを記録。スター作家となった彼女は売りに出ていた「パラダイス」を買い、母とそこに引っ越し、意中の画家とも結婚。望みをすべてかなえるのだが…。
くせ者、オゾン監督の作品とあって見る前に身構えたが、ハリウッドの娯楽大作に近いシンプルな作風に。
「僕の作品はさまざまな解釈ができるよう間口を広くし、隠された意味を探りやすくしている。インテリ層が喜ぶようにね(笑い)。でも本作はハリウッド風の人間ドラマなんだ」と監督。「作品の質と豊かな人生。アーティストはどちらを優先すべきかという問いかけと、凡庸(ぼんよう)な人でも望めば成功を勝ち取れることを訴えたかったんだ」
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