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【韓流の“工場”】ソウル・済州島映像現場ルポ(上) (1/2ページ)
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■30万坪の巨大撮影所、保護政策… 国を挙げて支援
ソウル市の中心街から北東約30キロ。高層ビルや住宅街から隔絶された奥深い山中に撮影所はあった。
山を切り開いて造成した敷地の面積は約3万坪。中には、38度線の最前線で向き合う南北兵士を描いた映画「JSA」で使用した板門店のセットなどが周囲の山をバックに点在する。敷地の一角には鉄道が2両。これは地下鉄を舞台にした映画「TUBE」で使用したセットだという。
広大な敷地にはオープンセットとともに計5つのスタジオ、録音や編集施設のほか宿泊棟や見学者のための映画館まで完備している。
「脚本だけあれば撮影から編集まで映画一本を完成するための作業がすべてここで行えます」。南揚州総合撮影所のヤン・ギュシクマネジャーは胸を張った。
「映画やドラマを自由に作るためにはどんな施設、設備が必要か?」。1991年、映画産業に力を入れる韓国政府は、こんなアンケート調査を映画関係者らを対象に行った。そのとき上がった要望を6年後に形にしたのがこの巨大撮影所だ。
昨年、ここで製作された映画やドラマの数は約100本。「韓国映画全体の約半分の録音作業はここで行われている。世界的に見てもこれだけの撮影所は珍しいでしょう」とヤンさん。今後は、海外からの撮影も受け入れる予定で、すでにベトナムやタイから問い合わせが来ている。
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97年、通貨危機で韓国経済は大打撃を受けた。翌年、大統領に就任した金大中は経済政策の一環として予算や制度面の優遇など映画産業の育成に乗り出した。政府機関の映画振興委員会が製作者を支援し続けている。


