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いでよ!!次代の「ガンダム」 個人・中小のキャラクターイベント続々

2007.11.9 11:52
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 未来のヒットを目指して、個人クリエーターや中小企業がコンテンツを持ち寄り、大手企業に披露するイベントが相次ぎ開かれた。アニメーションあり、キャラクターありと多彩な出展物をアピール。このなかから、「ハローキティ」や「ガンダム」に並ぶ大ヒットコンテンツは出てくるか?(谷口隆一)

 「今年は映像にも展開したい」

 10月25日と26日に東京・六本木の「六本木ヒルズ」で開かれた「東京コンテンツマーケット2007」。不思議な世界観を持ったイラスト作品を出展した千葉県佐倉市在住のTAKORASUさんは、キャラクターを作りモノクロだった作品に色をつけ、かわいい印象を持たせて来場者に見せていた。「TCM」が実施しているコンテストで昨年、動画部門の賞を獲得し、今夏には画集も刊行されてステップを1段上がったが、次への展開はまだ未定。イベントを通し、企業やユーザーが求めるものを探って作品を進化させてようとする。

 おめでたグッズでブースを埋め尽くしていたのは宮崎県のホップステップアヤウェブ。福笑いのように見るからに楽しげなイラストやグッズを制作。自前で販売するだけでなく、企業などのライセンス利用にも応じている。9月には渋谷の「東急ハンズ」にコーナーもできたが、ディレクターの日高亜矢さんは「東京で多くの企業に見てもらえたら」と、TCMを通した広がりに期待する。

 角川書店から刊行されている木堂椎の小説「りはめより100倍恐ろしい」の表紙を手がけた水江未来さんは今回が初出展。顕微鏡で細胞を見たような模様が、用紙いっぱいに広がって描き出される独特の世界を見せていた。大手玩具メーカーで商品化の話が進んでいるが、クリエーター当人は「会場で話を聞いて、いろいろな展開を考えていきたい」と、TCMにアイデア交換の場として期待を寄せていた。

 クリエーターと企業の“お見合い”の場として、中小企業基盤整備機構関東支部が主催して開いてきた「TCM」。“ご成婚”の結果は、来年にもグッズや作品となって売り場に並ぶ。

 「TCM」に比べると、出展企業に電通やタカラトミーといった大手が並ぶ「ライセンシング・アジア2007」は、プロ同士を結びつけるイベントだが、個人や中小企業も出展。居並ぶメジャーキャラクターを横に、目新しさでして勝負をしていた。

 絵画卸が本業のP.N(名古屋市中村区)は「おもちの天使 オグラ・ラ」というキャラクターで勝負。神社に見立てたディスプレーを中心に、世界観を見せTシャツなどのグッズを並べてアピールしていた。イベント出展は初。「来場者から意見が聞けて勉強になる」と代表の林敬二さん。「TCM」の存在を知ると「来年はそちらにも出たい」と意気込む。

 「TCM」に出展し「ライセンシング・アジア」でも作品を披露していたのが三鷹市のホールマン・スタジオ。イラストレーターの「らたこ」さんが生み出す動物や人物のキャラクターは、広告や英会話のテキストなどに採用されている。「ライセンシングアジアでは外国の人からも声がかかる」とマネジメントを手がける秋安哲成さん。商業作品だけでなく、オリジナル映像を作りたいと支援を呼びかけていた。

 スイスイが今回も出展していた「タイツくん」は、今でこそ「週刊SPA!」の連載で知られているが、2002年の「ライセンシング・アジア」に出展され、ライターや雑誌での掲載を経て広まった。クリエーターの信念と、それを伝える“場”のマッチングが、日本に次代のコンテンツ資産をもたらす。

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