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【シネクラブ】押井守監督「真・女立喰師列伝」公開間近 一問一答(1) (1/4ページ)
アニメーションや映像の世界でカリスマ的な人気を誇る押井守監督(56)。新作「真・女立喰師列伝」が10日から公開される。押井監督はライダースタイプのレーザージャケット姿で、インタビュー場所に現れると、水をひと口飲んで、早口の小さな声で、質問に答えてくれた。(聞き手/SANKEI EXPRESS 永山裕司)
−−今回の作品「真・女立喰師列伝」は、前回作品の「立喰師列伝」の続編という位置づけですか
押井監督 続編というか系列作品…。スピンオフということですね。今回は実は食べるというよりも「女優さん」ですよね。女優さんを「いかに撮るか」ということの方がテーマで、そのための素材として立喰師にしたんで…。一見すると、きれいな女優さんと立ち食いとか、食い逃げとかは、あまり合わない感じがすると思うんですけど、(他の監督に)「そこをなんとかしろ」という趣旨。女優さんを通じて「食べる」ということをテーマにしつつ、同時に最近少なくなった「女優さんのための映画」を撮ろうという、そういう趣旨だったんですよ。だから、どちらかといえば、動機が前回の立喰師列伝とはちょっと違う
−−動機?
押井監督 基本的には前の「立喰師列伝」というのは、戦後史ということになったので、かなり思ったよりまじめな映画になっちゃったし、結構タイトな映画になりましたよね。それはそれでよかったんですけど、立喰師という企画が本来持っているエンターテインメント性に一回大きく振り戻してみようという趣旨でもあったんですよね。どうせやるんだったら、女立喰師でやった方が肌も合うし、たぶん、お客さんもとれて、大喜びということだろうなと思って…。
ぼく自身もああいう(前作・立喰師列伝の)テキ屋のおじさんみたいな世界は、あれで楽しかったけど、ちょっといやになったというか、ニッカボッカと地下足袋のおじさんを撮っていると結構、神経がささくれてくるんですよ(笑)。
「きれいな女優さん撮っている方が楽しいな」という単純な理由もあるんですが、それでいて立喰師の趣旨を生かしてゆこうと。そういう意味でスピンオフなんですよ。




